■古老-Oldones
最初の古老は魔術師マーリン=メリマン、ウィルは最後の古老として生まれてきた。そしてその存在は世界中にいる。貴人と同じく時の流れの外に居る光の側の者。光の使命を負った魔術師のような超自然的存在(メリマンは本当に古の魔術師ですが)
「古老」というのはスーザン・クーパー女史のオリジナルの設定かもしれないが、アーサー王研究の分野では、マーリンは複数居たという見解もある。同じくアーサー王伝説を題材にしたファンタジー小説「アヴァロンの霧」シリーズ(マリオン・ジマー・ブラッドリー著)では、「マーリン」を階級名のようなものとして扱っているが、発想としてはユニークで、古老に通じるものがあるように思う。
■古老LIST
「コーンウォールの聖杯」
メリマン(最初の古老、物語最終刊まで全作に登場)
「光の六つのしるし」
ウィル(最後の古老)メリマン、老婦人
ミス・(メアリー・)グレイソーン、ドースンさん
ジョージ爺さん、
ジョン・(ウェイランド)スミス、
マーサ・スミス(ジョンの妻)
ジャマイカの老人(ウィルの兄スティーブンに謝肉祭の仮面を託し、「南の古老は準備が出来ている」と、後で記憶操作が必要になるような伝言をも託した)
「みどりの妖婆」ウィル、メリマン、トムズ船長
「灰色の王」ウィル、メリマン、老婦人
「樹上の銀」ウィル、メリマン、老婦人
SHURI:こんなことを言うと引かれそうですが、昔はちょっと冷たいと思っていた古老の決断が、今ではとてもよく理解できます。この世的な情状酌量が通用しない世界は、確かにあります。それは上に在るほど厳しいのだと感じます。 |