■灰色の王-the Grey King

灰色の王シリーズ第四作、邦訳は評論社からシリーズ第三作として、1981年に刊行。病気で古老としての記憶を失ったウィルが養生の為訪れたタウィンの町で、予言詩に出てきた少年ブラァンと出会い、新たな探索の末金の竪琴を得、眠れる者たちを目覚めさせる。闇の決起へ向けて、物語が大きく動き出す。ミッド・ウェールズの美しい丘陵地帯を舞台に、登場人物たちの強い感情や関わりによって、ストーリーが大きく展開する。

邦訳には入っていないが、「J.B. and Jacquetta」に捧げられている。灰色の王とは、ミッドウェールズにある高い山に住んでいると伝わる王、ブレーニン・フルーイド(Brenin Llwyd)の事。周辺では山の上に垂れ込めている縁のギザギザになった雲の事を、「ブレーニン・フルーイドの息」と呼ぶ。

登場人物:ウィル・スタントンメリマン・リオンブラァン・ディヴィーズ、オーウェン・ディヴィーズ、カーヴァルペン、ジェン・エヴァンズ、デヴィッド・エヴァンズ、リース・エヴァンズカラードグ・ブリッチャードジョン・ローランズブロドウェン・ローランズ

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