■古文書-Manuscripts

古文書は「コーンウォールの聖杯」で、グレイ・ハウスの屋根裏部屋で見つかった第一の古文書と、聖杯と共に発見された後海に落ち、「みどりの妖婆」で海底から引き上げられる第二の古文書がある。

第一の古文書は600年前の修道士(この修道士のモデルはジェフリ・オヴ・モンマスでは?と思うのは勘ぐりすぎか/笑)が、それより更に古いイングランドの書き物を、失われないように羊皮紙に書き写したもので、中世のラテン語でマーク王アーサー王(Marcua Arturus)の事が書かれている。そして「初期のイングランド方言のひとつ」やブルターニュ語(ブルトン語、ウェールズ語に近いケルト語)や、「コーンウォールで使われていたことば」(コーンウォールのケルト語と思われる、現在ではほとんど忘れられているが、やはりブルトン語やウェールズ語に近い言葉)で聖杯に関する経緯が書かれていた。聖杯発見後、崩壊して海に散った。

第二の古文書は鉛の筒の入れ物に入って、聖杯と共に洞窟の中で見つかったが、ミス・ウィザースの邪魔が入り、海へ落ちた。その後みどりの妖婆に拾われ彼女の物になるが、ジェーンの手に戻る事になる。
古文書の予言はオガム文字(ケルトの古代文字)で書かれていた。

年も死にゆく死者の日に
風砕く鳥の戸をくぐり
いと若き者 古山を開くべし
風見る銀目を共とせる
鴉の童子より火は走り
「光」は金の琴を得ん

チョウゲンボウ鳴くカドヴァン道の
佳き湖に眠る者
灰色王の影凄くとも
金の琴の歌にぞ目ざめ
馬に打ち乗り馳せ参じん

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