■祭事暦-Calender
Samhain / Yule / Christsmas / Twelfth night / St, Stephen / Imbolc / Vermal Equinox / Beltaine / Summer Solstices / Mid Summer / Lughnasadh / Autumnal Equinox
▼10月31日、11月1日(Samhain)
サマインは1年の終わりであるとともに始まりでもある、古代ケルトに遡る重要な祭りの日。来るべき厳しい冬に向けて家畜が殺され、保存用の肉に加工される日でもある為、死のイメージと結びつけられる。後に「異界とこの世を隔てる帳が薄くなる日」とされるようになった。ウェールズ語でカーラン・ガエーアヴ(冬の最初の日)
キリスト教では死者や聖人の霊がやってくるハロウィーンとして取り入れられていく。この日死者の霊を慰めるために火が焚かれ、新年(11/1)を迎える瞬間に消され、また新しい火がつけられる。これは古い年が終わり新しい生活が始まった事を示している。また、様々な占いが行われた日でもある。
-->>灰色の王
▼12月21or22日(Yule)
冬至の祭り、太陽が勢力をもっとも弱め、また復活しはじめる日。死して蘇る神(ディオニュソス、アッティス、ミトラ、イエス・キリスト)と関連づけられる。
-->>光の六つのしるし
▼12月25日(Christsmas)
キリストの聖誕祭かつては冬至の祭りだったものがキリスト教と融合した祝祭。
「木は玄関から運び入れる」「クリスマスの大薪はブナの根」「ツリーに使う木はモミの木」「実の付いたヒイラギの束を、入り口の上にピンでとめる」「六ペンス玉を子供達に配る」「クリスマスの朝に赤毛の来客があると不吉」クリスマスの風習は沢山あるのでひとつづつやっつけていきます(朱)
-->>光の六つのしるし
▼12月25日〜1月6日(十二夜-Twelfth night)
クリスマスから公現節の6日(十二日節)前夜までを十二夜と呼ぶ。十二夜の間は冬の支配力が強まり、あらゆる悪霊や死霊が解き放たれる。悪魔の群(The
Wild Hunt)が現れて大暴れをする。
この十二日間は一日ずつが次の年の一ヶ月の天候を示す。
起源は12月17日に始まり3日から7日までつづくというサトュルナリア(Saturnalia)祭。ウラノス、サトュルヌス、ユピテル(妻Junoに通じる?)への世界支配権の交代を象徴し、身代わり(犠牲)王の処刑劇などを演じる。この時期に乱痴気騒ぎをするという事で、自然や豊饒が冬には退行しているのを示している。
-->>光の六つのしるし
▼12月26日(St, Stephen)
聖ステパノの祝日、殉教者=自己犠牲の象徴的な聖人でもある。この日の天候が翌年の1月を顕す。
普段は聖なる鳥として保護されているミソサザイ(鳥の王。コマドリとも同一視されることもある)を殺し美しく飾った亡骸を掲げて、村中を歩き回る風習があった。「ミソサザイ狩りの子供たち」と呼ばれ、幸運をもたらすとされる。サトュルナリア祭(上記参照)に起源が認められ、ミソサザイ(王)は犠牲と再生の象徴となる。
ミソサザイは小鳥の王様
聖ステパノの日にハリエニシダの中でつかまった
その体は小さいけれど、誉れは高い
だからみなさん、ご祝儀をはずんでください
-->>光の六つのしるし
▼2月2日(Imbolc)
女神が帰還する日、春の兆しが感じられるようになる頃。ケルトでは女神ブリギッドの祭りがこの頃に行われ、キリスト教では(聖母マリア)キャンドルマスにあたる。
▼3月21日春分(Vermal Equinox)
太陽の力が本格的に復活する日。春を代表する人物と、冬の闇を代表する人物が模倣戦を行い、春が冬を打ち負かすというドラマが演じられた。キリスト教ではイースター(復活祭)にあたる。まじないに適した時期。
-->>みどりの妖婆
▼4月31日、5月1日(Beltaine)
太陽の神が若々しい牡鹿の姿で帰還する。ワルプルギスの夜、魔女の儀式の日。五月祭、豊饒を祈るダンスが行われる。メイポールを立て、周りを白い服の少女が飛び跳ねて踊る、ときにはリボンを手にし、踊りながら全員でリボンを折り合わせて、夏を織り出す。火祭りとも言う。
▼6月21日夏至(Summer Solstices)
太陽の勢力が頂点に達する日。この数日は薬草を摘むのに適している。魔女や妖精と関連の深い日、古くは盛大な火祭りが行われた。本来異教徒(キリスト教から見た場合)の祭りで、超自然的な世界が現出する日とされている。古くはベルティナ祭(同じく火祭り)との関連が認められる。
-->>樹上の銀
▼6月24日(Mid Summer)
元は夏至を祝うものだった、故に意味は夏至に同じ。キリスト教で聖ヨハネの生まれた日とされた.ミッドサマーイブには、火と水を使った占いがおこなわれ、このような謎かけのような歌が歌われる。数人で円になって時計回りにまわりまがら、この歌を7回歌う。
緑色は金色だ。
火は濡れている。
未来は告げられ、
ドラゴンに出会う。
-->>樹上の銀
▼8月1日(Lughnasadh)
ケルトの神ルーフ(ロンドンの名前の由来にもなる)に捧げられた日で、穀物の収穫の始まりを祝う日とされた。ルーフは光を象徴する神で、この日穀物に宿り、身を犠牲にすることによってさらに大きな収穫を導くとしんじられた。古くは青いリンゴと麦で祝ったという。スコットランドでは、最初の麦を領主に献上した。
地方ではこれからの収穫、成果を引き出すための誓いをたて、より大きな実りを祈る日とされている。
▼9月22日秋分(Autumnal Equinox)
昼と夜の長さが再び等しくなるときで、収穫作業が一段落するときにあたる。日に日に短くなる太陽の光を惜しみ、感謝する日。野イチゴやブドウが積まれ、ワインにされる。リンゴにまつわるまじないもよく行われた。
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